百貨店では、トイレに設置された冷水器で大量のペットボトルに水を詰める団体客の姿もみられた。
電化製品やブランド品を買いあさる爆買い客は家族連れなどの小人数グループで、こうした人たちはミナミ周辺の高級ホテルに泊まっているという。
日本より貧富の差が格段に大きい中国ならではの“格差”なのか。同じ中国人客の間でも、行動パターンに違いがあらわれているようだ。
「商店街生き返った」
中国人客による爆買いが日本で話題になっていることについて、香港から訪れた女性(35)は「爆買いと言われていることは知っているけど、事実だから何とも思わない」と笑う。
大阪観光局によると、平成27年に大阪を訪れた中国人客は約272万人(速報値)で過去最多を記録。同年に実施した別の調査では約69%がミナミの道頓堀を訪れていた。中国人客の数は右肩上がりで、商店街の関係者は経済効果に大きな期待を寄せている。