サービス合戦過熱
爆買い客の需要を取り込もうと、サービス合戦は過熱している。
戎橋筋商店街は今年初めて、各店舗のお薦め商品を「ジャパンブランド」と命名し、中国語の商品説明でアピール。中国語と韓国語で特典が受けられる店舗を示した商店街マップを作製し、近隣のホテル10軒に配った。外国人観光客のみを対象とした割引や粗品の進呈といった特典を実施する店は増え続ける一方だ。
百貨店も負けてはいない。
高島屋大阪店は昨秋に免税カウンターの面積を従来の1・4倍に拡大。大丸心斎橋店の南館では2月1日、「ラオックス」の大型店舗がオープンし、一角にはJTB西日本が海外客限定の旅行券販売などを行う「関西ツーリストインフォメーションセンター」を設置した。同センターでは、預かった買い物などの荷物を当日中に宿泊先に届ける有料サービスを始めた。
「おまけして」を連呼
爆買い客というと、金に糸目を付けず大量買いしていくイメージが強いが、実態はそんな人たちばかりでもないようだ。