店頭スペース拡大
初めてスマートフォンに触れるユーザーを取り込むワイモバイルは今春、家電量販店の店頭で販売スペースを急拡大。SIMロックフリーのスマートフォンとセットで購入すると割引が適用されるなど“格安スマホ”らしさを前面に打ち出した。
これに寺尾氏は、料金プランや端末の販売など、ワイモバイルはSIMフリースマホの取り扱いを前提に設計している、と前置きしつつも、現在はまだITリテラシーの高いユーザー層を主なターゲットとした取り組みだと説明。例えばAPNの設定などは、ある程度知識が要求されることから、幅広いユーザー層に向けたアピールというよりも、自分自身で課題をクリアできる力を持つユーザー層向けとする。
寺尾氏は「例えば私自身、家族の回線をシェアプランで利用しており、PHS数回線の料金を合わせて、月額1万円もかかっていない。子供向けにSIMフリー版のアイフォーンを購入したため初期費用はかかったが、ワイモバイルのプランをきちんと使いこなしていただければ、毎月の支払いはぐっと安くできる」と語る。