絶滅を免れて生き残った「ガラケー」 いまなお独自の“進化”は続いていた! (1/4ページ)

2016.5.15 17:10

パナソニックの最新型ガラケー「P-01H」。高齢者でも見やすいように文字が拡大できる

パナソニックの最新型ガラケー「P-01H」。高齢者でも見やすいように文字が拡大できる【拡大】

  • パナソニックが提供する「みまもりメール」の画面

 急速に普及するスマートフォンの影で、「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」と呼ばれる従来型の携帯電話の出荷台数も堅調に推移していることはあまり知られていない。法人や高齢者の底堅い需要に加え、電池持ちを含めた使い勝手の良さやスマホの約半額という維持費の安さにひかれ、いったんはスマホに流れたものの、ガラケーに戻ってくる“出戻り需要”も市場を下支えしている。パナソニックなどは新機能を搭載した機種の投入や新サービスを始め、ガラケーの需要掘り起こしを進めている。(橋本亮)

 市場規模は高水準

 「減少したとはいえ、従来型の携帯電話の出荷台数は依然として、高い水準の市場規模を誇っている」

 国内ガラケー市場でトップシェアを確保するパナソニックの担当者は、足元の市場動向をこう解説する。

 一時期より勢いこそ衰えたとはいえ、平成26年度のガラケーの出荷台数は1040万台で、パソコン(919万台)やデジタルカメラ(578万台)、薄型テレビ(545万台)を上回る規模を維持しているのだ。

スマホの急速な普及に伴い、ガラケーの出荷台数は減少の一途をたどった

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