台湾のパソコンメーカーASUS(エイスース)は現地時間30日、台北で報道向けイベント「Zenvolution(ゼンボリューション)」を開催し、ホームロボット「Zenbo(ゼンボ)」を公開した。「スマートライフコンパニオン」と銘打ち、家庭でのさまざまなニーズに対応するアシスタントロボとして売り出す。
同社の公開資料や現地からの報道によると、Zenboは「iMac G4のような外観」(米ネットメディア)を持ち、まるで動物のように自由に動き回りながら多様な機能を発揮。大切な情報を音声で伝える▽家電と繋がり操作する▽レシピなどのテキストを読み上げる▽内蔵カメラで顔を認識・撮影する▽ホームセキュリティーとして訪問者を知らせる-などが可能という。
エンターテインメント性も備え、子供とゲームしたり、本を読んだり、歌やダンスなどの機能も盛り込まれた。
イベントに登壇したジョニー・シー会長は「われわれの野心は全ての家庭でロボティック・コンピューティングを可能にすることだ」と語った。
価格は599ドル(約6万6500円)で、ソフトバンクのロボット「ペッパー」(本体価格19万8000円)に比べ破格の安さ。発売時期は未定という。