シニアにもメリット
女性の社会進出で、夫婦共働きが増える一方、元気で時間的に余裕のあるシニアも増加している。自治体が孫育て支援に力を入れる背景には、子育てを親に頼りたい子供世代と、時間を有効に使いたいシニア世代のニーズのマッチングがある。
孫育て講座で講師を務める棒田理事長は「孫育てを通じて地域とつながることは、シニア世代にとってメリットになる」とする。ただ、動き回る子供の世話が体力的に負担になることもある。「孫育てのポイントは自分も楽しみ、無理をしないこと。手や口を出しすぎず、ほどほどに」とアドバイスしている。