10月末までの利用者は17人。「息抜きができてよかった」などの声が寄せられているという。同市子育て支援室は「孫育てをしている方たちにも何らかの支援が必要。自分の親に保育を頼んでいる子供が申し込んでプレゼントするケースもあった」と話す。
一方、岡山県は今年度から従業員に「孫育て休暇」を取得させた企業に奨励金を支給する制度を開始した。就業規則などで「孫育て休暇」を定める県内の事業所(従業員300人以下)で、従業員が1日以上の休暇をとった場合、5万円を支給する。これまでに製造業やIT企業など5社から申し込みがあった。
同県子ども未来課の田中信雄主任は「定年延長で65歳まで働く人が増え、孫がいる人も多い。特に子供世帯が共働きの場合、祖父母が一肌脱いで育児を手伝っているようだ」と話す。