メガネスーパー、復活へシニア市場に着眼 新興チェーンに反攻 (1/4ページ)

2014.7.4 06:52

 7期連続の最終赤字にあえぎ経営再建中の眼鏡販売チェーン大手メガネスーパーが、復活をかけて事業モデルを転換する。ミドル・シニア層を主なターゲットにした「アイケア重視のサービス型店舗」の導入だ。高齢化の進展に伴う老眼鏡のニーズの高まりや、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及で眼に負担がかかる現状に着目。単に商品を販売するだけでなく、「眼の健康寿命」に配慮した商品・サービスを提供し、他社との差別化を図る。

 「本日開店です。お気軽にごらんください」

 6月6日、西武新宿線下井草駅前の商店街(東京都杉並区)にあるメガネスーパー店舗。星崎尚彦社長は店頭で、買い物客らに向けて声を張り上げた。店の存在を印象付けようと、簡易型の老眼鏡約1000個を無料で配布。従業員に対し、星崎社長は「『街の眼鏡屋さん』としてご指名いただけるよう、しっかり根を張ってくれ」と念を押した。

 検査サービス充実

 神奈川県小田原市に本拠を置くメガネスーパーは1980年に創業し、テレビCMで知名度を高めながら全国主要都市に進出。メガネトップや三城ホールディングスと並ぶ「眼鏡チェーン御三家」として、ピーク時には541店を展開していた。

「JINS」や「Zoff」が仕掛けた低価格競争に競り負け赤字経営に

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。