今年で8回目の開催となる。参加者の中には、毎年通う常連の89歳の女性や小学生、外国人観光客、相撲に熱中する「スージョ」の姿も。甲山親方は「老若男女、誰でも気軽に取り組めるのが魅力の一つ」とアピールする。
相撲健康体操は、四股やすり足など相撲の基本動作を一般向けにアレンジしたもの。健康増進に役立ててもらおうと日本相撲協会が平成17年に考案。イベントの開催のほか、DVDを販売するなどして普及活動に取り組んでいる。なじみのある相撲の動きを利用した親しみやすさと、畳1畳分のスペースでも取り組める気軽さが人気で、愛好者は年々増加しているという。
体操の種類は全部で12型。このうち9型は膝を曲げて腰を落とす姿勢を取ることから始まる。甲山親方は「背筋を伸ばし、姿勢が前のめりにならないようにすることが大事」とアドバイスする。