しかし雷軍氏の野望はもっと大きいのです。まず1月15日に本国で、スマホとタブレットの中間サイズの端末「ファブレット」の新機種2種類を発表したのですが、商品名は「Mi Note(ノート)」と、その上位機種の「Mi Note pro」。サムスンのタブレットとアイフォーン6を意識しまくっているのが分かります。
そしてこのMi Note、アイフォーン6プラスより厚さが0・15ミリ薄い6・95ミリ、重さは11グラム軽い161グラムで、アイフォーンより薄型・軽量化を実現したうえ、アイフォーン6とプラスで見られたカメラ部分の出っ張りも見事に消えています。そのうえ価格は2299元(約4万3000円)と競合他社の同レベルの商品に比べてかなりの低価格を実現しています。サムスンもアップルも真っ青。実際、雷軍氏が登場した発表会見ではサムスンもアップルもMi Noteの引き立て役。つまりは小馬鹿にされていたのです。
これだけではありません。シャオミの国際事業本部のヒューゴ・バラ副社長は1月16日付ロイター通信に対し、ネットテレビ向けのコンテンツ開発に10億ドル(約1180億円)を投資するほか、テレビを含む自社家電の生産販売に乗り出す考えを表明。今後、海外のメディアやコンテンツに積極投資(平たく言えば買収ですね)していくと訴えました。