ロボットで安全に「おもてなし」 政府、東京五輪へ運用ルール整備 (3/4ページ)

2015.8.4 06:26

東京都内で開かれた「ペッパー」を動かすプログラムの講習会

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 変形ロボ開発も

 トランスフォーマーはロボット同士が戦う架空の物語で、マンガやアニメに加え、映画化もされて世界中で人気を集めている。現実の世界にも登場させようと、ロボット制御ソフトメーカーのアスラテック(東京)とブレイブロボティックス(埼玉県朝霞市)が共同で、全長約3.5メートルの変形ロボットの開発に着手し始めたのだ。

 計画では、二足歩行が可能なヒト型(ロボットモード)と、人が乗って運転できる車型(ビークルモード)に変形できるロボットで、無線による遠隔操縦も可能とする。17年中の完成を目指しているという。

 「このロボットが自律移動型の機能を持つとなると、ロボットに関するルールだけでなく、道路交通法など幅広い規制も必要になる」(政府関係者)と、懸念は尽きない。

 人と触れ合う場へのロボットの登場で、今後起こり得るさまざまな問題に対処しようと政府は動き始めた。自律移動型ロボットのルール作りに向け、国内外の企業・団体からモデルとなる自律移動型ロボットを17年度に公募し、成田、羽田の両空港や日本科学未来館など先端施設がある東京・台場などで18年度に実証実験をスタートさせることになりそうだ。

障害物などに衝突した場合に自動停止する機能の義務付けなどの規制も検討

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