日本女性の日傘は特異なのか? 訪日外国人の反応は否定的なものばかり… (5/6ページ)

2016.7.24 07:14

  • 強い日差しを日傘で避ける女性たち=大阪市中央区
  • 訪日外国人でにぎわう道頓堀で日傘をさす女性。日傘は多くない
  • 強い日差しの中、外国人や日本人でにぎわう道頓堀。日傘姿は少ない=大阪市中央区
  • 強い日差しに覆われた道頓堀。日傘をさす人は少ない
  • 強い日差しの中、日傘をさして歩く女性たち
  • 訪日外国人でにぎわう道頓堀で日傘をさす女性。日傘は多くない
  • 道頓堀で日傘をさす女性
  • 日傘で強い日差しを避ける女性
  • 強い日差しにおおわれた道頓堀。日傘の女性も見受けられた


 道頓堀で聞いたイタリアや米国の女性の「焼けたほうが健康的」という意見と一致する。日本もバブル時代までは、そうだった。

 しかし、「今はシミがたくさんできて後悔している」と打ち明ける。「若い頃も、中には肌を白くしようとする女性はいました。そんな人は今シミがない。『負け組』と『勝ち組』ができています」。この女性は10年ほど前から日傘を持つようになったという。

 UV加工された日傘が日本の若い世代に支持

 日傘をさす習慣は日本だけなのだろうか。

 洋傘・日傘メーカー大手の「ムーンバット」(本社・京都市下京区)で、長年にわたり製品を開発してきた大原孝二さん(70)は「日傘文化は日本しかない」と指摘する。「ヨーロッパでは紫外線を遮ることにそれほど関心がない。また紫外線が強いオーストラリアでは帽子が主体。中国や東南アジアでは、日傘という概念自体がなく、日差しが強いときは、雨傘を日傘として使うことがある」という。

 確かに道頓堀の街頭で外国人に質問すると、日傘とは何かすぐにはわからないケースもあった。ただし中国の大都市では最近、日傘が販売されるようになったという。

大原さんによると、日傘はもともと19世紀のフランスで文化として花開いた

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