また、夏の暑さ対策として、麹菌などで造るみりんをかき氷のシロップとして使うのがお勧めという。
同会とのコラボレーションで開発されたメニューが食べられる飲食店も登場している。東京都渋谷区のオーガニック料理「炭bio」とカフェ「CRECELA(クレセーラ)」は今年5月、同会とのコラボレーションで「菌活コースメニュー」(4580~4860円)を発売した。
エリンギなどのきのこのほか、テンペ、ココナツの樹液を発酵させたしょうゆ風味調味料のココナツアミノといった菌活食材を使用。同会事務局の袖山洋子さんは「菌の効果や組み合わせを考え尽くしたフルコース。エステ感覚で食べてほしい」と話している。
自宅でも気軽に菌活する方法はある。本多さんは「忙しい人はきのこ類を冷凍して常備し、レトルト食品の煮豆や根菜の煮物などとだし汁で煮込むと簡単に体によい菌と食物繊維がバランスよく食べられる」とアドバイスしている。