利用者に対し平成24年9月に行ったアンケート(有効回答率49%)では94%が効果を感じていた。「気軽に書き込めて、他のユーザーからすぐにリアクションしてもらえるので、楽しく続けられる」(20代)などの声が寄せられている。「他の人がどのようにして病気と闘っているかを知ることができる交流の場が求められている」と東藤さんは言う。
IT企業で過労に
青山学院大を中退して18年に携帯電話サイトを企画・制作するIT企業に入社した。労働時間が月平均450時間を超え、職場に泊まり込む毎日。体調に異変を感じ、転職を考えていたときに発症した。
「ある日、企画書を書こうとしたらパソコンのキーボードをどうしても打てなかった。仕事を任されたのがうれしくて、残業代も出ていなかったのに、病気になって申し訳ないという気持ちでいっぱいだった」と振り返る。