介護保険、サービス併用阻む「支給限度額」 認知症、独居で超過も… (6/6ページ)

2014.9.21 17:01

室内では車いすだが、洗濯も自分でするという山本さん=横浜市

室内では車いすだが、洗濯も自分でするという山本さん=横浜市【拡大】

 認知症の人の家での暮らしを支えるために新設された「複合型サービス」「小規模多機能型居宅介護」でも同じ問題がある。いずれも看取りまで対応する手厚いサービスだが、高い報酬をつけるには支給限度額が壁になる。厚労省は来年度の報酬改定に向けて、(1)これらのサービスで独自の限度額を設定する(2)いくつかの加算を限度額の対象から外す-などを検討課題として挙げた。

 支給限度額は介護保険が発足した14年前から、大きな変更がない。今回、見直しを迫られる背景には、当初の介護保険が想定していなかった在宅看取りや、認知症の人や単身者の増加がある。ケアマネジメントの向上は必須の課題だが、在宅の旗を振るなら見合うサービスが必要になる。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。