「地域の力」に注目 制度改革の先駆事例、介護予防に「集いの場」 (5/5ページ)

2014.9.15 06:59

昼の食事が済んで、思い思いに過ごす。奥では、99歳を最高齢に雀卓を囲む。男性参加者が多いことも特徴=栃木県那須塩原市のなじみ庵

昼の食事が済んで、思い思いに過ごす。奥では、99歳を最高齢に雀卓を囲む。男性参加者が多いことも特徴=栃木県那須塩原市のなじみ庵【拡大】

  • 午前8時半からなじみ庵と利用者宅を4往復し、この日、最後の送迎を終えた伊集院さん(右)

 市町村の差し迫った課題は、現行サービスの利用者になるべく影響を及ぼさずに、どう移行するか。次の課題が、住民も支え手となる集いの場をどう作るか、だ。

 どの市町村も地域事業の具体化に頭を悩ませるが、こうした事業は、市町村の意向だけでできるわけではない。

 飯島さんは「地域格差は、暮らしている市民が作る面もある。上から『ボランティアをやれ』と言われると、うんざりするけれど、わが町をこうしたいと思い、市民が関与することで町は変わっていく。この町が好きか、生きて死んでいくこの町をどうするかだと思う」と話している。

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