【スポーツi.】懸念される五輪至上主義の風潮 ゴルフ松山とテニス錦織…分かれた判断 (2/5ページ)

2016.8.11 22:00

男子ゴルフの今季メジャー最終戦「全米プロ」最終ラウンド、13番でティーショットを曲げ、悔しがる松山英樹=7月31日、米ニュージャージー州のバルタスロールGC(共同)
男子ゴルフの今季メジャー最終戦「全米プロ」最終ラウンド、13番でティーショットを曲げ、悔しがる松山英樹=7月31日、米ニュージャージー州のバルタスロールGC(共同)【拡大】

  • テニス男子の錦織圭選手

 ツアー観戦を楽しみにしているファン、心身ともにケアしてくれるスタッフのためにもリスクをとりたくないのは理解できる。

 8月下旬からは、米ツアーの年間王者を決めるビッグな大会が予定されている。1000万ドル(約10億円)のボーナス獲得に目の色を変えるのは、プロゴルファーなら当たり前である。これを利己主義と批判するのは、いかがなものか。

 テニスは世界No.1のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(英国)、錦織圭らがリオ入りしている。その一方で、世界ランク4位のスタン・ワウリンカ(スイス)、今年のウィンブルドン準優勝のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)らはハードスケジュールと五輪がランキングポイントの対象外ということもあり見送った。

 ジョコビッチはリオ五輪男子シングルス初戦で、世界ランク141位のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)にストレート負けを喫してしまった。どれくらいのモチベーションで臨んだろうか。

プロスポーツマンとして、それぞれが熟慮を重ねて出した結論を尊重

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