リオデジャネイロ五輪は大会第5日の9日、カリオカアリーナで柔道男子81キロ級を行い、永瀬貴規(旭化成)は3位決定戦で、世界ランク1位のアフタンディリ・チリキシビリ(ジョージア)に優勢勝ちし、銅メダルに輝いた。
準々決勝で敗れ、その後の敗者復活戦で3位決定戦に勝ち上がった永瀬。チリキシビリの攻めをしのぎながら、足技を中心に攻撃を仕掛け、3分40秒に有効を奪って勝利した。(五輪速報班)
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リオデジャネイロ五輪の柔道男子81キロ級で銅メダルを獲得した永瀬貴規(旭化成)は「『オリンピックがんばって』という応援メッセージを思い出し、それが力になった」と話した。試合後の一問一答は以下の通り。
--今の素直なお気持ちを
「そうですね、準々決勝で負けたときは敗者復活戦なんて考えられない状況だったんですが、皆さんの応援があるということを改めて思い出した。皆さんの期待に、金でなくてもメダル獲得で恩返しができたらいいなと思い、敗者復活戦と3位決定戦に臨み、メダルを何とか獲得できました」
--気持ちをどうやって切り替えたのか
「周りの付き人だったり、監督、コーチ、色んな人から声をかけてもらって、『オリンピックがんばって』という(周囲の)人の応援メッセージを思い出しながら、それが力になって何とか気持ちを切り替えることができました」
--柔道男子の流れを切らさずに銅メダルを獲得できた
「そうですね。次に(流れを)渡すためにも、何が何でもメダルは取ろうと思っていたので、何とかがんばりました」(五輪速報班)