クルマはもう男性だけのモノではない。現代の中国でも女性ユーザーが急増中だ。中国自動車技術研究センターが先頃発表した調査では、女性が自動車市場の新たな購買層となっていることが見えてきた。
働く女性が増えると共に車の需要が高まり、新たな購買層となっている。調査では、女性ユーザーの比率は2011年の43.1%から12年には48.6%に増加、購入意欲がある女性は回答者の46%に達した。
家族らの意見参考
女性の自動車購入動機のトップ3は、通勤、家族での外出、友人とのレジャーでの使用。その結果、ステータスよりも実用性を重視し、購入目的も明確であることが判明した。
そして女性は、車に関する情報を主にインターネット・テレビなどのCMや展示会から得ていること、購入するときは、「相談役」と一緒に来店する人が多く、家族や周囲の意見を参考にしていることも分かった。
女性が購入時に最も重視するのは安全性、低燃費、車内空間、外観などで、速度を重視するという声は少なかった。また以前は見た目で選ぶ傾向が強かったが、今は安全性が第一とする回答が多数だった。