ホンダの伊東孝紳社長は7日、2015年からのF1シリーズ復帰に向け、「順調にパワーユニットの開発を進めている」と話した。同日、東京都港区の本社で開いたモータースポーツの活動計画発表会で明らかにした。また、復帰の意義については、「レース活動が企業の原動力。勝利することで、夢と感動を共有する」と改めて、勝つことへの意欲を示した。
同社は現在、四輪モータースポーツの開発拠点を、栃木県芳賀町から同さくら市への移転を進めている。また、開発力を高めることを狙いに、今年6月には、英バッキンガム州に「ダイナモ(車の馬力などを測定するための装置)や組み立て設備の導入が完了する」(伊東社長)という。