ホンダは10日、「近未来」「クール」をテーマに開発した排気量750ccの大型バイク「NM4-01」を21日から発売すると発表した。シートの高さが65センチと低く、ライダーがバイクに潜り込むような感覚で乗るため、独特な視界も楽しめる。
30~50代が主要ターゲットだが、新たにバイクに興味を持ってもらうことを狙いに、「圧倒的な存在感のある独自のスタイリングを目指した」(担当者)。フロントデザインは、大胆な面構成と塊感を表現したことなどで、特徴が明確に出たという。
個性に加え、安定感のある素直な操作性を実現するため、今回、車台(プラットホーム)を新開発した。エンジンは低・中回転域で力強いトルク特性を持つ、水冷4ストローク直列2気筒を採用した。
価格は99万9000円。国内で年1200台の販売を計画。今後、欧州、タイでも発売していく予定だ。