アップル信者、時計マニア以外も買うのか?
アップルは、アップルウオッチの販売計画を明らかにしていないが、「アップル信者、一部の時計マニアなどには売れるだろう。ただ、iPhoneユーザーの多くが買うかは未知数である」と別の関係者は指摘する。その理由のひとつが「ぜひ購入したい」と思わせる驚くような革新性、独創性に乏しいことだ。iPhoneと連動して利用するということもあるが、iPhone、iPadなどの延長線上にある商品といえる。
アップルは昨年秋に発売した「iPhone6」が世界中で爆発的に売れ、昨年10~12月期のスマホ世界販売ではサムスンを抜き、首位に立つなど業績は好調に推移している。しかし、iPad以降、革新的・独創的な商品は登場せず、一部には「勢いに陰りが見える」(関係者)との声も聞こえてくる。
アップルも「普通の会社」になったのか。それとも再び成長軌道を描くことができるのか。アップルウオッチの売れ行きは、その試金石となる。