スマートフォンやタブレット端末の投入で、新市場を切り開いてきた米アップルがついに腕時計型端末(スマートウオッチ)「アップルウオッチ」を来月発売する。「iPhone(アイフォーン)」など、これまで同社が投入してきた新製品は生活シーンを一変させてきただけにアップルウオッチへの期待は大きく、新たな需要を生み出せるか注目される。
「アップルは革新を続け、人々の生活を豊かにする」-。9日にカリフォルニア州で開いた発表会で、こう強調したのはティム・クック最高経営責任者(CEO)だ。2011年に創業者のスティーブ・ジョブズ氏が亡くなってから新分野での新製品は初めてになる。
満を持しての投入となるが、スマートウオッチの販売で先行する韓国のサムスン電子やソニーは苦戦。機能的にスマホを超えるものではないためだ。