ソフトバンクが10日発表した2014年4~12月期連結決算は、売上高は前年同期比41.0%増の6兆4311億円と大幅な増収だったが、米携帯電話3位で傘下の米スプリントが1~12月期に33億ドル(約3900億円)の最終損失を計上したことが響き、本業のもうけに当たる営業利益は16.2%減の7880億円だった。また、2月に予定していた人型ロボット「ペッパー」の発売はアプリケーションなどの開発企業向けに当初は限定し、一般向けの販売は6~8月に延期すると発表した。
関連会社で中国の電子商取引最大手、アリババ集団がニューヨーク証券取引所に上場したことに伴い、保有株に会計上の利益が生じたことなどから、連結最終利益は15.9%増の5794億円だった。
これまで売上高8兆円、営業利益9000億円としていた通期業績予想は据え置いた。