昨日の友は今日の敵、敵の敵は味方なのか 自由化で乱戦模様の電力業界 (4/4ページ)

2016.3.21 17:08

 例えば、インドネシアのLNG事業では、関電、中部電、九州電力、大ガス、中部地方の東邦ガスなどが名を連ねる。また、大ガスと中部電は天然ガスパイプライン「三重・滋賀ライン」を共同で敷設。カナダのシェールガス開発プロジェクトでは中部電、東ガス、大ガスなどが組む。

 10年ごろから始まった中東・北アフリカでの民主化運動「アラブの春」で石油・ガスの供給力が低下するリスクが高まり、日本のエネルギー会社は絆を強めていった。それが東電の原発事故で景色は激変し、自由化の春が訪れる。

 昨日の友は今日の敵、敵の敵は味方、そんな言葉がぴったり当てはまるエネルギー業界。合従連衡のうずみ火が散在している。

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