扇風機と似ているサーキュレーター。羽根を回して風を起こすのは同じだが、人が風に当たって涼むための扇風機に対して、サーキュレーターは部屋の中の空気をかき混ぜて、暖房や冷房の効率を上げてくれる。扇風機よりも直線的な強い風を発生させるのが特徴だ。電気代を節約し省エネにつながるとして、人気が高まっている。
パナソニックが昨年5月に発売した「Q F-BL25Z」は、サーキュレーターと扇風機の2役をこなす「創風機」と銘打つ。ボールのような独特の形状が特徴。吸気口から吸い込んだ空気をファンで高圧化。吹き出す際に吹き出し口周辺の空気を誘引して風量を増幅し、パワフルな風をつくりだす。球状なので送風方向を自在に選べる。オープン価格で、店頭想定価格は4万3000円前後。
山善の「DCエアーサーキュレーター YAR-XD18」もボール状の形で、すっきりしたコンパクトなデザインにした。自動首振り機能が付いていて、上下の首振り角度を45、75、90度の3段階に調整できる。暖気が天井近くにたまる冬は90度に、冷気が床にたまる夏は45度に設定するなど、使い分けができる。希望小売価格は1万9224円。