サムスン惨敗…アップルと何が違うのか 新型ギャラクシーに中国人は並ばない (2/4ページ)

2015.2.1 17:03

ソウルの携帯ショップ前では、アップルとサムスンの両機種が激突するが…(AP)

ソウルの携帯ショップ前では、アップルとサムスンの両機種が激突するが…(AP)【拡大】

 両社の明暗を分けたのは中国市場におけるスマホ販売だ。サムスンは中低価格帯のスマホを販売し、中国でシェアトップを獲得していたが、昨年以降、小米科技(シャオミ)や華為技術(ファーウェイ)など地場メーカーの勢いが強くシェアを落としている。

 中国で快進撃続くiPhone

 その反面、アップルは中国移動(チャイナ・モバイル)と販売契約を結び、アイフォーンの販売を拡大。10~12月期の香港と台湾を含む中国地域の売上高が前年同期比70%増となった。

 大手2強の差が鮮明となってきた理由について、電機系アナリストは「ブランド力の違いが大きい」と指摘する。

 昨年の新型アイフォーンの販売で、先行発売する日本のアップルストアに、転売目的の中国人が大挙して並んでいた。それだけ中国人にとってもアイフォーンは価値が高いことを示している。サムスンの「ギャラクシー」の新モデルが発売されても大勢の中国人が並ぶことはない。

故ジョブズ氏の狂気といえるまでの端末への思いやこだわりが込められている

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