富士通研究所、指輪型端末を開発 指の動きで文字入力可能

2015.1.14 06:36

 富士通研究所(川崎市中原区)は13日、空中で指を動かして、文字や数字を画面上に入力できる指輪型ウエアラブル端末を開発したと発表した。工場やビルのメンテナンス作業での活用を想定しており、2015年度中に実用化を目指す。

 富士通研究所が開発した指輪型ウエアラブル端末は重さが10グラムと軽く、加速度、ジャイロ、磁気などのモーションセンサーが搭載されている。これらのセンサーが指の動きを解析し、手書きした文字や数字を画面上に表示する。また、文字や数字だけでなく、メニュー画面の操作も行うことができる。

 指を空中で動かす一連の動きの軌跡から文字として不要な部分を消して自動的に補正する技術を開発し、認識率を高めた。数字の認識率は約95%に達成している。端末には近距離無線通信(NFC)タグの読み取り機も搭載されており、物に貼ったタグに触れると、瞬時に情報を読み取れるため、工場で作業内容の指示などが簡単にできる。

 端末の重さは10グラム以下と超軽量。バッテリーを内蔵し、約8時間連続して利用可能だ。

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