「揚げる」ドーナツに対し、カップケーキは「オーブンで焼く」。同社は「新しくておいしく、話題になるものを提供していく」方針で、幅広い商品展開でセブンイレブンを迎え撃つ。他のコンビニが参入してくる可能性もあって、業界はミスドの「次の一手」を見守っている。
ひたすら膨張を続けるコンビニ。特にセブンイレブンは店舗とネットを融合させる「オムニチャネル戦略」を本格化。今秋にはオンライン注文を通じ、同じグループのそごう・西武やイトーヨーカドーで扱う商品を店頭で受け取れるようにする。見据えるのは、コンビニの店頭で何でもそろう時代。流通業界の変革の嵐が迫りつつある。