コンビニエンスストア大手のファミリマートは26日、ゆうちょ銀のATM(現金自動預払機)を東京都千代田区の「ファミリーマート一番町店」で披露した。11月から導入を進めており、2010年3月に合併した旧「am/pm」(エーエム・ピーエム)の店舗に設置していた三井住友銀行のATMを、ゆうちょ銀に全て切り替える。
ゆうちょ銀のATMはローソンが5台、デイリーヤマザキが12台導入しているが、大手コンビニでの本格導入は初。披露会でファミマの中山勇社長は「ゆうちょ銀のATMは地方で利用が多く、設置で利便性を高めたい」と話し、ゆうちょ銀の井沢吉幸社長は「ファミマは都会で強く、若年層の利用が多いため補完関係にある」と述べた。
ファミマは来年3月までに約500店で設置する。それ以外の約1万店舗ではファミマや都銀が出資するイーネット(東京都中央区)が運営するATMのサービスを引き続き提供する。