セブン&アイ・ホールディングスが10日概要を発表した、大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」では、セブン&アイとしての従来とは大きく異なる店づくりに挑戦している。核テナントはイトーヨーカドーで、他のグループ店舗がテナントとして入居、と言えば従来型ショッピングセンターが思い浮かぶが、従来とは大きく異なる店づくりに挑戦した。
11月22日オープンの「グランツリー武蔵小杉」は、地上4階、地下2階建てで、売り場面積は約3万7千平方メートル。ここに160のテナントが入るが、うち12店舗がセブン&アイのグループ店舗。核テナントとなるイトーヨーカドーのほか、そごう・西武、タワーレコード、フランフランなども出店するが、いずれも新業態店として意識する。
イトーヨーカドーは1階の食品売り場や3・4階の衣料品売り場、雑貨売り場を出店するが、通常の大型スーパーとも小型食品スーパーとも違う新しい店づくりをめざす。食品売り場は専門知識が豊富なスタッフを配した対面コーナーを多数配置。「デリバイキング」や「鶏専門コーナー」なども設置し、食材の種類や売り方を工夫する。