衣料品や身の回り品はプライベートブランド(PB)を前面に打ち出し、外部テナントのようなショップ形式で配置する。レディス、メンズ、ファミリー向けなどを配置する。
一方、そごう・西武は今回初めて両方の名前を冠する小型店「西武・そごう 武蔵小杉ショップ」を出店する。30代の既婚子育て女性をイメージターゲットにして、衣料品や身の回り品、家具やインテリアなどを配置し販売する。さらに新しい趣向として、そごう横浜店と西武渋谷店のライブ中継を見ながら、品物を取り寄せて買える新しい買い物方法も導入する。
このほか「セブン美のガーデン」「タワーレコード」「フランフラン」「LOFT」「アカチャンホンポ」なども新業態を意識した新しい店づくりに挑む。
流通業界ではセブン&アイが収益面で独走するが、ことスーパーと百貨店の大型店では、苦戦が続いている。「時代に合わないのでは」とまで言われる大型店だが、特にイトーヨーカドーとそごう・西武は「グランツリー武蔵小杉」での新業態挑戦が大きな試金石となる。