イオンは1日、第3弾となる格安スマートフォン(高機能携帯電話)を5日に3万台の限定で発売すると発表した。高速データ通信サービス「LTE」を1カ月に2ギガ(1ギガは10億)バイトまで利用できる。最大の速度で使えるデータ通信量は第2弾の機種と比べて2倍となり、月額料金は端末代込みで税別2980円。
中国の家電大手TCLグループが欧州向けに開発した端末をベースに、日本向けに改良。イオンの全国392店舗で扱う。大学生や20~30代の若者を主なターゲットとしている。
イオンは第1弾として4月に、通信速度がLTEよりも大幅に遅い「3G」対応で、月額料金が2980円の格安スマホを投入。これを機に家電量販店などが相次いで格安スマホに参入した。7月には3Gで料金が月1980円の第2弾を投入した。
これまではシニア層や主婦をターゲットに性能よりも料金の安さを重視していたが、競争が激しくなってきたため、高性能モデルの投入を決めた。