「格安スマホ」がＭＶＮＯ市場牽引　１３年度の国内契約、４割増 (1/2ページ)

　民間調査会社のＭＭ総研（東京都港区）が１０日発表した国内ＭＶＮＯ（仮想移動体通信事業者）市場調査によると２０１３年度の回線契約数は、前年度比４２．７％増の１４８０万回線と大幅に伸びた。

　移動体通信市場全体の１割程度だが「格安スマートフォン（高機能携帯電話）」の登場による認知度向上などで利用者が急増した。１２～１６年度の平均成長率は契約数で３２．９％、売上規模で２１．１％と予想。１６年度には契約数が３２４０万回線、売上規模が７６８０億円に達するとみている。

　ＭＶＮＯは、大手携帯電話事業者などから回線を借りて低料金で独自サービスを提供する通信事業者。ＮＴＴコミュニケーションズやインターネットイニシアティブ、日本通信の３社で５割近くを占める。

ＭＶＮＯの利用回線としては携帯電話が最多