スマートフォンの高速データ通信「LTE」のダウンロード速度はiPhone、Android端末ともNTTドコモが1位であることが、日経BPコンサルティングが携帯電話大手3社を対象に実施した「第3回全国LTE/4Gエリア調査」で分かった。ドコモは利用者の感覚を尋ねた「スマートフォンユーザーのネットワーク利用実感に関する満足度調査」(日経BPコンサルティング調べ、5月2日発表)においてもすべての項目で最も優位に立っていた。
調査は4月10日から5月7日にかけて、公開統計情報などを基に人が多く集まる全国2818カ所を調査地点に選定。広大なテーマパークなど複数個所調査した地点もあり、測定ポイントは3005カ所に上った。計測端末はドコモが「iPhone 5S」「Xperia Z1 f」、auが「iPhone 5S」「isai」、ソフトバンクモバイルが「iPhone 5S」「AQUOS PHONE Xx」。
ドコモの平均ダウンロード速度はiPhoneが25.01Mbps(メガビット毎秒=1秒間に送れるデータの値)、Androidが28.82Mbpsでともにトップ。iPhoneはau(20.12Mbps)、ソフトバンク(19.77Mbps)、Androidはソフトバンク(20.84Mbps)、au(20.83Mbps)と続いた。