コンビニの「外食市場」侵食止まらず チキン、コーヒー、ドーナツ…次々と投入 (4/7ページ)

2015.1.9 07:01

セブン-イレブン・ジャパンが投入するドーナツ(右)と、100円コーヒーの専用機械(左)

セブン-イレブン・ジャパンが投入するドーナツ(右)と、100円コーヒーの専用機械(左)【拡大】

 こうした中、コンビニ旋風の悪影響を受けていないのが、コーヒー専門店だ。スターバックスコーヒージャパンの14年9月中間期は、売上高が前年同期比9.9%増の700億円、営業利益が20.3%増の88億円といずれも過去最高を更新した。

 主力商品「ラテ」の価格は、標準のトールサイズが399円と高めだが、「コンビニのコーヒーでファンの裾野が広がり、本格的なコーヒーを飲みたいと思うようになった消費者がスタバに流れた」(アナリスト)とみられる。

■缶コーヒーに打撃

 対照的にあおりを食ったのは缶コーヒー。「コンビニコーヒーの登場で、市場を5%ほど食われたとみている」と嘆くのはサントリー食品インターナショナルの関係者。

 巻き返すため14年9月、「プレミアムボス」(115円)を発売した。缶コーヒーの存在感を高めたいという狙いから、独自の新製法による「微粉砕コーヒー」をブレンドするなどしてコクを高めた。14年の販売目標300万ケース(1ケースは30本)をすでに突破、「400万ケース超の着地が見込める」ヒット商品となっている。

ドーナツでもコンビニと外食専業の戦いが始まった

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。