京都国立博物館(京博、京都市東山区)で開催中の特別展「桃山時代の狩野派-永徳の後継者たち-」を記念した座談会が11日、京博で行われ、SANKEI EXPRESSの連載「日本遊行 美の逍遥」でおなじみの俳優でクリエイターの井浦新(いうら・あらた)さん(40)が登場した。京博の文化大使も務める井浦さんは、山下裕二・明治学院大教授、京博の山本英男学芸部上席研究員とともに、室町時代から江戸時代末期まで400年にわたって画壇の中心であり続けた最強の絵師集団「狩野派」の桃山時代の作品の見どころや解釈、時代背景などについて熱く語った。
座談会は、「日本美術応援団、桃山時代の狩野派を応援する!!」と銘打って開催。「日本美術応援団」は、山下教授が団長となり、団員第一号の画家、赤瀬川原平さん(1937~2014年)とともに立ち上げ、さまざな絵師や画家、作品を勝手に応援する活動をしている。井浦さんは昨年、団員第3号に就任した。ちなみに団員第2号は南伸坊さん(67)。