金色のパッケージの歯磨き粉が中国人観光客に人気だったことを受け、熱さまシートでも数量限定で金色パッケージの商品を投入した。通常の青のパッケージの製品も店頭に置かれているが、金色パッケージの製品から売れていくという。
インバウンドを意識した製品追加
「12の神薬」は一昨年10月、中国の大手ポータルサイトで日本の医薬品12種類が「日本に行ったら買わなければいけない」と紹介されたことで知れ渡り、たちまちインバウンドに人気となった。
なかでも小林製薬は熱さまシートや液体絆創膏「サカムケア」など5製品を手掛けており、爆買い需要を受けて、それぞれ売り上げを伸ばしている。
1月に開かれた平成28年春の新製品発表会で、小林社長はインバウンド消費について、「伸びは穏やかになっているが、前年を上回るペースは続いている。インバウンドはまだ増え続けており、買い物で選ばれるようにわかりやすく見せていきたい」と語った。