■自分で肉を焼いてみよう
2人なら外食の肉デートで決まりだが、合コンなら肉パーティを開催すべきである。デカい肉の塊を目の前にすることで、否が応でもパーティが盛り上がるというものだ。
よって、男たるもの塊肉を上手に焼けなければならない。引き続き、一色シェフに調理のポイントを伝授してもらおう。
●ポイント4「デカくて分厚い鉄板(フライパン)で焼くべし。テフロン加工NG」
「肉に限らず、天ぷらなど食材に熱を加える多くの調理に共通するポイントですが、『温度を保つ』ことが重要です。肉はまず高温で表面を素早く熱することで肉汁を閉じ込め、旨味が逃げないようにします。なので、最初にフライパンをガンガンに熱して一気に焼くのですが、どんなにフライパンを熱しても、生の塊肉を置くことで、その部分の温度が下がってしまいます。それを避けて高温を維持するには、デカくて分厚い鉄のフライパンで焼くと良いです。デカければデカいほど効果は大きいです。逆に避けた方が良いのはテフロン加工のフライパン。手入れが楽な優れものではありますが、肉を置いて下がった熱が高温に戻りづらいので、塊肉を焼く場合には不向きです」(一色氏)