空前の肉ブームが日本を席巻中である。「ウルフギャング・ステーキハウス」などの海外ブランドの日本進出、「いきなり!ステーキ」などの国内チェーン店の台頭。気づけば、街はステーキハウスだらけだ。デートで女性に「何食べたい?」と聞けば、10人中8人は「肉」と答えるだろう(※あくまで筆者調べ)。
■デート成功の新兵器「肉」
さて、デートが成功するか否かはテンションを一定以上の高さで保てるかが勝負だ。古来より夜景のきれいなレストランとか、高級ホテル最上階のレストランなどが気合いを入れたデートの際のお食事処として代名詞的に挙げられるが、これもテンションの高さを維持するためのセッティングである。しかし、今どき初デートで高級レストランもキザったらしいし、ふところへのダメージも大きい。そもそも行きなれない高級店で緊張して、自分のテンションが下がってしまっては本末転倒である。
だから、「肉」だ。
デカい塊肉や分厚いステーキは、そのルックスから見るものを興奮させてくれるし、それでいて我々のような庶民に緊張を強いるようなこともない。