父は世界的に有名な鉄道模型製作家 ベンチャーキャピタリスト・原丈人さん (1/4ページ)

2014.6.22 12:10

「最高の鉄道模型を作り上げようとする父の姿をいつも見ていた」と話すベンチャーキャピタリストの原丈人さん(宮崎瑞穂撮影)

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  • 1981年に米国で起業した光ファイバー・ディスプレー開発会社で研究する原丈人さん(左)を訪ねた信太郎さん

 ■従業員への配慮、会社に返る

 米国や欧州などでベンチャー企業の育成を手掛けるデフタ・パートナーズグループの原丈人会長(61)。経営の理念は、世界的に有名な鉄道模型製作・収集家の父、信太郎さん(95)から学んだ。

 世界中の鉄道車両を忠実に再現した信太郎さんの模型は鉄道史を映す貴重なコレクションだ。その一部は、平成24年に開館した原鉄道模型博物館(横浜市西区)に展示している。

 「記憶にある限り、生まれて最初に見たのは機関車。家の中にも庭にも走っている。最高のものを作り上げようとする迫力と芸術家が持つ独創性、技術者の緻密さ。そんな父の姿をいつも見ていました」

 一般的な鉄道模型とは異なり、本物同様の電線からの電力供給。本物の鉄道技術や鉄のレールと車輪によるリアルな走行音。直径1ミリに満たない部品まで、精巧に再現した芸術性の高さは海外の名だたる博物館からも高い評価を得た。

父・信太郎さんが製作した模型機関車は約1500台

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