恐るべしグーグル! グーグルグラスが黒歴史に…
ところが本体価格が高額なうえ専用のアプリもなく、映画館での隠し撮りや盗撮に悪用される可能性が取り沙汰され、着用禁止を打ち出す映画館や飲食店などが続出。結局、個人のプライバシーを侵害する機器との悪印象が広まったほか、深刻な依存症に陥った男性も登場。ネットオークション(イーベイ)では半額以下で投げ売りされる事態に…。
そこでグーグルは仕方なく、昨年1月、このグーグルグラス(通称=グラス・エクスプローラー・プログラム)の発売を中止すると発表し、事実上の撤退を表明したのでした。消費者からの予想以上の拒否反応を受けた賢明な措置といえるでしょう。
だがしかし。グーグルは諦(あきら)めていなかったのです。米国では着用者が「Glass(グーグルグラスのグラスの意味)」と「Asshole(アスホール=けつの穴=ドアホの意味)」とを組み合わせた造語「Glassholes (グラスホールズ=眼鏡ドアホ)」と嘲笑されるなど、世間から散々アホ扱いされたとあって、このまま終わるわけにはいきません。リベンジです。
では何を作ろうとしているか?。普通の発想なら「眼鏡がだめならコンタクトレンズだろう」と考え勝ちですが、違います。何と、目玉の中に入れる「電子レンズ」を商品化しようとしているのです!。というわけで今回はこのグーグルのブッ飛び過ぎるプロジェクトについてご紹介いたします。