赤城乳業について、流通経済研究所の鈴木雄高主任研究員は「もともと遊び心のあるユニークな企業として認知されており、ガリガリ君には強いブランドがある。『何かやってくれる』と常に期待を持たれている企業で、今回は10円の値上げで、そこまで大げさにやるのかという驚きを与えた」と分析する。
テレビでも4月1日から2日間の日程で、コマーシャル枠で放送。鈴木氏は「エイプリールフールで、日本がジョークに浮かれているときに、値上げをわびて、愚直で真面目な姿勢を示す逆張りで、好感度をあげたのではないか」と話す。
一般的には、こっそりとやりたい値上げを、どうどうやってみせたガリガリ君。顔は無邪気な小学生のキャラクターだが、実はしたたかものか?