知覚過敏でも食べる、日本の精神に驚き…
ガリガリ君が昭和56(1981)年に発売された当時の価格は50円。平成3(1991)年に10円値上げし60円になった。このときは新聞広告で「ガリガリ君」のキャラクターが謝罪したが、今回の値上げはトップらが登場して頭を下げた。
ホームページにアップされた動画は、基本的には値上げへの「謝罪」CMなのだが、実態は、赤城乳業の企業イメージを高めるPRになっている。
「情に弱い日本人の心情をついている」
「100円なっても買い続ける」
「黙って値上げする企業が多いのがおかしいと感じさせてくれた」
「知覚過敏でも食べる」
ユーチューブでは日本語でこんなコメントが添えられた。英語でも「10円の値上げのために消費者の心情を気にかける日本の文化が好きだ」「私は誠実で正直そうなこの会社から購入する」「日本の精神は驚きだ」と絶賛の書き込みがあった。中国版ツイッターでも謝罪動画が取り上げられ、「企業の良心」「この感覚はすばらしい」「泣けてくる」「この国はなんだ」「優秀な日本人」など驚きと称讃の声が並んだ。