もちろん、ネットには、「お金をかけてCMを作るくらいなら値下げをしてほしい」といった厳しい要求もあるが、肯定的なつぶやきが目立ち、赤城乳業によると、「ありがたい声の方が多くいただいている」(マーケティング部)という。
実はしたたか者?ガリガリ君
謝罪動画が反響を呼んだのは、「ガリガリ君」が4月からの値上げ商品の代表格に位置付けられたことも背景にある。
25年ぶりの値上げというニュースが衝撃的に広く知れ渡ったところで、経営トップが顔出しで、ネットで謝る異例の自虐CMを展開。値上げというネガティブニュースをうまく利用して、ブランド向上に役立てたわけだ。そこには、世間からの自社に対する目線を熟知した戦略がのぞく。