セット割引以外では、環境意識の高い家庭を想定し、太陽光発電など再生可能エネルギーに力を入れる電力会社のプランもある。首都圏では地方の大手電力6社が越境販売を開始する。地方出身者の「郷土愛」に訴える戦略だ。
新プランは使用量が多い家庭を優遇。使用量が少ないと逆に単価が上がり、今より電気代が高くなるケースもある。2年程度の契約期間を設定する企業もあり、契約期間中に解約すると違約金が生じることもある。
どのプランを選べばいいのか分からない場合は、「カカクコム」「エネチェンジ」などがネット上で無料の電気料金比較サイトを開設しているので、これを利用するのも手だ。
切り替えの手続きは申し込むだけで完了する。新プランを選ばなくても4月に電気が止まることはない。料金契約は今と一緒だ。自由化に便乗した詐欺まがいの勧誘には、注意が必要だ。