ラストスパート大切
それでも関西の観光、小売業界などは、インバウンドの傾向を分析しながら商戦終盤に期待をかける。
中国人観光客はこれまでの買い物一辺倒から脱却して、体験型の観光を楽しむスタイルが増えてきた。訪日後に京都の観光名所のほか、大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどを満喫する間は荷物が増える買い物は控え、帰国直前にまとめて土産物などを買い込むパターンも増えてきたためだ。
新関空会社によると、春節前後の5~14日の国際線旅客数予想では約55万人。1日平均の旅客数は5万4900人に上り、過去最多だった昨年夏のお盆シーズン(5万3520人)を上回る見通しだ。
出発ピークは14日を予想しており、ラストスパートに向け爆買い消費の争奪戦はボルテージが上がってきている。