ただ、序盤の商戦について百貨店やホテルの多くは堅調に推移しているが、期待の大きさゆえに「物足りない」などの声が上がっている。
ホテルの予約取り消しも
近鉄百貨店本店(同市阿倍野区)は7、8日の2日間の免税売上高は同30%増だった。化粧品を中心に販売を増やしている。
ただ、春節連休の売上高目標を同2・2倍に設定している。強気の目標には全然達しておらず、「高級時計や宝飾品などで大きな伸びが見られていないようだ」(広報担当)と物足りなさが残っている。
大丸梅田店(同市北区)でも外国人の入店客は増えているものの、昨年に比べると、買い物は落ち着いた様子だという。
広報担当は「昨年は衣料や雑貨でもあまり吟味せずに目の前にあるものをどんどん買っていった。今年はほしいものを吟味して、慎重に選んでいる」と説明する。