平野氏はこれまでWindows OSが仕事のために「仕方なく」使われていたケースもあったと話し、これからは楽しさと高い生産性の両立でユーザーから選ばれるOSを目指すと語った。Windows 10には音声アシスタントの「コルタナ」やXboxとの連携機能などユーザーを引きつける仕掛けが揃っている。平野氏は全身で“新しく楽しいWindows”を表現しようとしていたと言えそうだ。
また7、8.1から1年間は無料でアップデートできるようにした理由について、スマホやタブレットなど複数の端末を持つ人が増えたので、端末ごとにアップデート料金を請求するビジネスは時代に合わないからと説明。平野氏は「(別々の機器で)共通した体験、経験を提供できるのはWindows 10だけ」と話し、身の回りの端末を同一OSでまとめる利便性を強調している。
Windowsは仕事で使うもの、という製品イメージの刷新が課題となりそうだ。
■Windows 10 無償アップグレードからPC&スマホ需要狙う