進化が続くカーナビだが、映像や音楽を視聴する機能を持つスマホの普及で苦戦。価格競争は激しく、パナソニックも収益が悪化している。それでも新製品開発の手を緩めないのは、ADAS参入を視野に入れているからだ。
ADASは、カメラやセンサーでさまざまな情報を入手し、自動でブレーキをかけたり走行レーンを修正したりする。運転支援に必要な情報を表示する端末としてカーナビが活用できるというわけだ。
パナソニックはADASの分野は後発で「周回遅れ」(津賀一宏社長)の状況だが、巻き返しを目指して世界の自動車メーカーと共同開発を進めている。